自作の真空管アンプの取り扱い

自作の真空管アンプの取り扱い

真空管アンプは使用するにあたっていくつかの注意点があります。
当たり前の事ですが、動作中の真空管は相当の熱を出します。
低いものでも数十度、高いものですと200度近い温度になっています。
そのため、市販の真空管アンプのほとんどは素手で扱えないように真空管ごとまたはアンプ本体にカバーが付けられています。
しかし、自作の場合はそのカバーが無い事もありえますので、万が一のとき素手や体の一部が真空管に触れた場合、やけどの恐れがあります。
カバーのない場合は、動作中は特に小さな子供の手の届かないところに置くべきでしょう。また、知らない人が興味半分に触らないような注意も必要です。
第二に真空管アンプも電気製品ですから、水には十分な注意が必要です。
動作中の真空管に水が付着した場合、激しい温度差によりガラスが割れる恐れもあります。
最後に忘れがちですがスピーカーのインピーダンスにも注意が必要です。
最近は6Ωのスピーカーが大変に多くなってきていますが、これを8Ω端子につないだ場合は普通は多少最大出力が少なくなり、それに伴い歪みも多少ですが多くなる傾向があります。
4Ω端子があるスピーカーであればそちらに接続したほうが良いでしょう。
この場合でも出力は少し減る可能性がありますが、歪みも減る傾向だからです。

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